細谷園芸の温室で育つモンステラ・デリシオーサと生産者 GORI STORE TOKYO

モンステラの「良い株」はどこを見る? 根張り・太い茎・自立する幹立ち。細谷園芸の温室から【GORI図鑑】

こんにちは、GORIです。

モンステラ・デリシオーサは、観葉植物の中でいちばん顔を知られている植物かもしれません。大きく切れ込んだ葉、点々とあいた穴。この穴がなぜあくのかは、以前の記事「モンステラ・デリシオーサという株。葉に穴があく理由」に書きました。

今日は、その先の話です。同じモンステラでも、株によって「良い株」と「そうでもない株」があります。どこを見れば分かるのか。確かな品質で定評のある生産者・細谷園芸の温室で撮った写真とともに、私が仕入れのときに見ているポイントをお伝えします。

細谷園芸の温室で育つモンステラ・デリシオーサと生産者 GORI STORE TOKYO

モンステラの良し悪しは「根」で決まる

葉の大きさや切れ込みに目が行きがちですが、私が最初に見るのは、土の中。つまり根張りです。根がしっかり張った株は、太い茎を立ち上げ、力強い葉柄を伸ばし、葉を肉厚に仕上げます。逆に根が弱い株は、葉だけ大きくても茎が細く、葉柄が頼りなく、少し乾いただけで葉が垂れてしまいます。

細谷園芸のモンステラは、良質の土で植え込まれていて、根張りが非常によいのが特徴です。鉢を持ち上げたときのずっしりとした手応え、葉を触ったときの厚み。根の仕事は、見えないところから株の全体に表れます。

見分け方、3つのポイント

お店で株を選ぶとき、根は見えません。そこで、根のよさが表に出ている場所を見ます。

  • 1. 支柱なしで立っているか。モンステラは本来、木に登るつる性の植物です。株が大きくなるほど倒れやすくなり、支柱で支えて売られていることも少なくありません。支柱なしで自立している株は、太い茎と気根で自分の体を支えられている証拠です。
  • 2. 葉柄の太さと、葉の厚み。葉柄(葉を支える柄の部分)が太く、まっすぐ伸びている株は根が強い株。葉を軽くつまんで、厚みと張りを確かめてください。薄くてふにゃっとした葉は、根か水の状態に無理があるサインです。
  • 3. 新しい葉ほど、切れ込みが深いか。モンステラは、株が充実するほど新しい葉に深い切れ込みと穴が入ります。古い葉より新しい葉のほうが切れ込みが深い株は、今も元気に成長している株です。

細谷園芸の温室で育つモンステラ・デリシオーサの若い株 GORI STORE TOKYO

上の写真は、細谷園芸の温室の若い株です。切れ込みの浅い葉から、穴のあき始めた葉へ。株が育つにつれて葉の表情が変わっていくのが分かります。

温室で見た、株を強くする育て方

細谷園芸の温室に入ると、天井に青い遮光ネットが張られ、大きな送風ファンが回っていました。モンステラは熱帯の森の中、木々の下で育つ植物。直射日光を受けると葉が焼けてしまうので、ネットで光をやわらげます。そして風。空気が動くと株は蒸れず、茎がしっかり締まって育ちます。

細谷園芸の温室に並ぶモンステラ・デリシオーサの株 GORI STORE TOKYO

株と株の間には、葉が重ならない程度の間隔があけられています。これも、ひと株ずつに光と風を行き渡らせるため。「やわらかな光」「風通し」「乾いてから水」。温室で見たこの3つは、そのままご家庭での育て方の基本でもあります。

鉢カバーで育てるときの、ひとつだけの約束

今回お店に迎えた細谷園芸の8号株は、ライトグレーの陶器鉢カバーに合わせました。カバーは穴なしなので、床に置いても水が漏れません。その代わり、ひとつだけ約束があります。水やりのあと、カバーの中に水を溜めないこと。

株はインナーの鉢に植わっていて、インナー受け皿が付いています。水やりはインナー鉢ごと取り出して、鉢底から流れ出るまでたっぷり。受け皿に溜まった水を捨ててから、カバーに戻します。カバーの底に水が溜まったままだと、根がずっと水に浸かって傷んでしまいます。せっかくの根張りのよい株。根を守るのは、この一手間です。

ライトグレーの陶器鉢カバーの質感 壁に落ちるモンステラの葉の影 GORI STORE TOKYO

大きな株の置き場所

高さ約100cm、幅約100cm。葉が四方に広がるので、壁際や部屋の角など、周りに少し余裕のある場所がおすすめです。私がこの株を気に入ったのは、壁に落ちる葉の影。横から光が入る窓辺に置くと、昼は壁に葉の形が映り、夜は照明で影が伸びます。一株で、部屋の景色が変わります。

細谷園芸 モンステラ・デリシオーサ 8号 ライトグレー陶器鉢カバー付きの一点物 全体 高さ約100cm GORI STORE TOKYO

よくある質問

Q. 支柱は必要ですか?

A. この株は支柱なしで自立しているので、届いてすぐに支柱を立てる必要はありません。成長して葉が増え、片側に傾いてきたら、そのときに支柱やヘゴ棒を添えてあげてください。

Q. 幹から茶色い根が伸びてきました。

A. 気根(きこん)です。森で木を登るための根で、病気ではありません。見た目が気になれば根元近くで切っても構いませんし、鉢の土に導けば株がより安定します。

Q. 葉が垂れてきました。

A. まず土を触ってください。乾いていれば水不足なので、たっぷり水を与えると数時間で戻ります。土が湿っているのに垂れている場合は、水のやりすぎで根が弱っているか、根詰まりの可能性があります。水やりの間隔をあけて様子を見てください。

Q. 鉢カバーに入れたまま水やりしてもいいですか?

A. おすすめしません。カバーの底に水が溜まり、根が傷む原因になります。インナー鉢を取り出して水やりし、受け皿の水を捨ててから戻してください。

今日のまとめ

  • モンステラの良し悪しは根張りで決まる。根のよさは、太い茎・力強い葉柄・肉厚の葉に表れる
  • 見分け方は3つ。支柱なしで自立しているか/葉柄が太く葉に厚みがあるか/新しい葉ほど切れ込みが深いか
  • 育て方の基本は「やわらかな光」「風通し」「乾いてから水」。温室の環境と同じ
  • 穴なしの鉢カバーで育てるときは、水やり後にカバーの中へ水を溜めない

今回ご紹介した株は「細谷園芸 モンステラ・デリシオーサ 8号|ライトグレー陶器鉢カバー付きの一点物」として、GORI STORE TOKYOのオンラインストアでご覧いただけます。在庫1点限りの一点物です。ほかの観葉植物はHOUSE PLANTSの一覧へどうぞ。

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