こんにちは、GORIです。
葉が、くるくると巻いている。今日ご紹介するオリヅルラン「ボニー」は、見た瞬間に「なんだこれは」と声が出る植物です。あのまっすぐ伸びるオリヅルランが、まるでパーマをかけたような姿になっている。それでいて丈夫さは折り紙つき。私の大好物な、見た目と中身のギャップです。
オリヅルラン「ボニー」とは?
ボニーは、学名 Chlorophytum comosum 'Bonnie'、キジカクシ科オリヅルラン属の常緑多年草オリヅルランの園芸品種です。葉が内側へ巻き込むようにカールするのが最大の特徴で、英語では「カーリー・スパイダープラント(Curly Spider Plant)」と呼ばれます。
名前がいくつもあるので、ここで整理しておきます。
- オリヅルラン(折鶴蘭):和名。ランナーの先にぶら下がる子株が、折り鶴のように見えることから。
- スパイダープラント:英名。子株が糸の先にぶら下がるクモに見えることから。
- ボニー:品種名。葉がカールするタイプに付けられた名前です。
下の写真が、実際の葉です。グリーンに白いストライプが入り、一枚一枚が違う方向へ巻いている。同じ葉が二枚とありません。

普通のオリヅルランは、葉がまっすぐ弓なりに伸びます。ボニーはそこが巻く。だから同じ葉の枚数でも、ふんわりとボリュームが出て、緑のウェーブが重なり合うような姿になります。横への広がりはやや控えめで、置き場所を選ばないのも良いところです。
なぜ、こんなに丈夫なのか?
答えは原産地にあります。
オリヅルランの原種が自生するのは、南アフリカを中心とする、アフリカの熱帯から南部にかけての地域。森の木陰や谷すじ、川沿いの斜面など、直射日光のやわらぐ半日陰の地面に、群れて育っています。

森の地面は、雨が降れば潤い、降らなければ乾く場所です。オリヅルランはこの波を、太く白い多肉質の根に水を溜めることでやり過ごしてきました。根を見れば、太さに驚きます。あれが貯水タンクです。乾燥に強く、少々水をやり忘れても平気なのは、ここから来ています。
そしてもうひとつ。ランナーを四方へ伸ばし、その先の子株が着地して根を下ろす。あの子株は飾りではなく、森の地面を少しずつ歩いて広がるための足なのです。

木陰で暮らしてきたので耐陰性がある。根に水を溜めるので乾燥に強い。子株で増えるので、どんどん仲間が増える。オリヅルランが「丈夫で初心者向け」と言われる理由は、全部この暮らし方に書いてあります。
その原種の中から、葉が巻く個体を選び抜いて生まれたのがボニーです。アフリカの森の植物が、花の国オランダで磨かれて、この姿になりました。
ボニーの魅力はどこにある?
- くるくるカールする葉:一枚ごとに巻き方が違う。株全体で見ると、緑のウェーブが重なります。
- 子株まで巻いている:ランナーの先の小さな株も、親と同じようにカール。これが下がる姿が愛嬌たっぷりです。
- 育てるほど増える:子株を切り離して植えれば、新しい一鉢になります。一鉢から緑が増えていく。
- とにかく丈夫:乾燥に強く、多少の日陰にも耐える。初めての一鉢にも向いています。
育て方のポイント(数値でチェック)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 原産地 | 原種はアフリカの熱帯〜南部(南アフリカなど)の森の木陰・谷すじ |
| 置き場所 | 日光があたる室内で、風通しのよい場所。耐陰性もあるが、長期の日光不足は株が健康に育たない |
| 水やり | 土の表面が乾いたら数日置いて、たっぷりと。常に湿っている必要はない |
| 耐寒性 | 4℃以上 |
| 苦手なもの | 長期の日光不足、真夏の直射日光、エアコンの風、水の溜めっぱなし |
ボニーで気をつけたいのは、日光不足です。暗い場所が続くと、葉色が冴えず、せっかくのカールもゆるくなります。レースカーテン越しの光が入る明るい室内が理想です。一方で真夏の直射日光は葉焼けの原因になるので、そこだけは避けてください。
もうひとつ、鉢底に穴のない器に植える場合は、水をやったあとに鉢の中に溜まった水を必ず捨てること。根が水に浸かりっぱなしになるのが、いちばんの失敗パターンです。
よくある質問(FAQ)
Q. ボニーは普通のオリヅルランと何が違いますか?
A. 葉の形が違います。一般的なオリヅルランは葉がまっすぐ弓なりに伸びますが、ボニーは葉がくるくるとカールし、子株まで巻いた姿になります。育て方は同じです。
Q. オリヅルランは初心者でも育てられますか?
A. はい。太い根に水を蓄えるため乾燥に強く、多少の日陰にも耐えます。観葉植物のなかでも特に丈夫な部類です。
Q. 水やりの頻度はどのくらいですか?
A. 回数ではなく、土の乾き具合で判断してください。表面が乾いたら数日置いて、たっぷりと。冬は生育がゆるやかになるので、さらに間隔を空けます。
Q. 葉先が茶色くなるのはなぜですか?
A. オリヅルランによくある症状で、空気の乾燥、水切れ、根詰まり、肥料の与えすぎなどが主な原因です。茶色い部分はハサミで切り取って構いません。エアコンの風が直接当たる場所は避けてください。
Q. 子株はどうやって増やしますか?
A. ランナーの先の子株が育ち、根の出はじめ(白い突起)が見えてきたら、切り離して土に植えるか、水に挿して発根させます。暖かい時期(5〜9月ごろ)が適期です。
Q. 冬はどうすればいいですか?
A. 4℃以上を保てる室内で管理してください。水やりの間隔を空け、乾かし気味にします。
Q. NASAの研究で空気をきれいにすると聞きましたが、本当ですか?
A. オリヅルランは、NASA(アメリカ航空宇宙局)が1989年に発表した研究で、ホルムアルデヒドを取り除く能力が確認された植物のひとつです。ただし密閉した実験装置の中での結果であり、一般のお部屋で同じ効果を保証するものではありません。まずは姿を楽しむ植物として迎えてください。
GORI STORE TOKYOのオリヅルラン ボニー
今回GORI STORE TOKYOに入荷したボニーは、落ち着いたグリーンの陶器鉢に合わせた一点物です。高さ約28cm・幅約35cm。すでにランナーが伸び、カールした子株をいくつも下げています。

器は、植物の緑と自然につながるマットグリーン。派手さはありませんが、だからこそ葉の動きが引き立ちます。棚の端やスツールの上など、少し高い場所に置くと、垂れ下がる子株がきれいに見えます。
→ 商品ページ:オリヅルラン ボニー × グリーン陶器鉢(一点物)
→ 観葉植物一覧
※在庫1点限りの一点物です。売り切れの際はご容赦ください。
丈夫で、増えて、しかも面白い姿をしている。「普通のオリヅルランでは少し物足りない」という方に、ぜひ見ていただきたい一鉢です。
GORI