都心再開発とアフォーダブル住宅、家賃高騰の東京で、花屋が考えること【GORI日記】

都心再開発とアフォーダブル住宅、家賃高騰の東京で、花屋が考えること【GORI日記】

こんにちは、GORIです。

今回は、花屋として「東京に生きること」の話です。


都心の再開発に、新しい仕組みが生まれた

東京都が面白い政策を打ち出しました。

大型の再開発ビルを建てる際、周辺に相場より約2割安い賃貸住宅(アフォーダブル住宅)を整備した事業者は、ビルの容積率(延べ床面積の上限)を緩和してもらえる制度です。

住友不動産は2032年度までに築地で超高層ビル2棟を建設しつつ、中央区内で約50戸のアフォーダブル住宅を整備。東急不動産も渋谷・神南エリアで同様の計画を進めています。

要は「高いビルを建てていいから、その代わり、住みやすい街にしてくれ」という交換条件です。


東京の賃料は、今どうなっているか

不動産調査会社によると、東京23区の分譲マンション賃料は2026年5月時点で1㎡あたり5,078円。前年比8%の上昇です。

1LDK(40㎡)なら月20万円超。
2LDK(60㎡)なら月30万円超。

これが今の都心の現実です。


麹町・品川・内幸町に店を持つ花屋として

うちの店は麹町、品川、内幸町と、都心の真ん中にあります。

お客様の多くは、この街で働き、この街に住んでいる人たちです。家賃が上がり、物価が上がり、生活のコストが増していく中でも、花を買いに来てくれる人たちです。

だからこそ、「アフォーダブル住宅」という言葉に、素直に希望を感じます。

働く人が無理なく都心に住めること。子育て世帯が都心に根を張れること。それは間接的に、地域のお花屋さんへの来客にもつながる話です。


スタッフのことも、考える

正直に言うと、スタッフの住まいのことも頭にあります。

花屋の給与水準で都心に住み続けるのは、今の賃料では本当に厳しい。通勤距離が伸びれば体力も削られ、長く働き続けることが難しくなる。

アフォーダブル住宅が増えれば、都心で働く若い人たちの選択肢が広がる。花屋にとっても、それはありがたい変化です。


再開発の波は、街の顔を変えていく

築地が変わる。渋谷が変わる。千代田区は空きオフィスを住宅に転用する支援も始める。

街が変われば、来るお客様の層も変わります。再開発の余波は、5年・10年単位でじわじわと花屋の日常にも届いてくる。

今は動き出しの段階です。どんな街になっていくか、植物屋として楽しみに、そして慎重に、見ていきたいと思っています。

GORI

ブログに戻る