こんにちは、GORIです。
今日は、同じ「経営者」でもずいぶん景色が違うなと思った話です。
東京のタワマン最上階、6割が現金購入
日経新聞が調査したところ、東京と大阪の都心タワマン約300棟の最上階住戸、計1,867戸のうち56%が現金一括購入でした。
千代田区では69%。うちの麹町本店がある千代田区です。
渋谷区・港区のタワマンの平均価格は70平方メートルで約3億円。それを現金で買う人が7割近い、という話です。
「経営者層が多い」という記事の言葉
不動産仲介の担当者のコメントとして「すでにエグジットした人も含め経営者層が多い。彼らは最上階の希少性や資産性を理解している」という言葉が出てきます。
「タワマンコレクター」と呼ばれる、50代以上の富裕層や経営者が投資用・セカンドハウスとして買い集めている実態も紹介されていました。
同じ「経営者」という言葉でくくられているけれど、私の日常とはまったく別の世界の話です。
麹町で花を売りながら思うこと
私は毎日、麹町で花を仕入れて、値段をつけて、お客様に手渡します。
スタッフの給料を考えながら、家賃を払いながら、今月の売上を確認しながら、そういう地続きの経営をしています。
3億円の住戸を現金で買って、値上がりしたら売って、また別の物件を買う。「マネーゲームのように転売して遊んでいる感覚」という言葉が記事に出てきますが、それは私には想像もできない経営の話です。
家賃が上がる街で、花屋は生きている
でも、「遠い世界の話」では終わらないところがあります。
タワマンの転売で不動産価格が上がり続ければ、商業テナントの家賃も連動して上がっていきます。麹町・内幸町・品川。うちの店が構えているエリアは、まさにそのど真ん中です。
記事の最後には「金利上昇で値上がり期待が減少し、投資商品としての魅力は減ってきている」とありました。それが本当なら、少しだけ息がつける気がします。
自分の「グランド」で戦う
同じ経営者でも、戦っているフィールドはまったく違う。
タワマンの最上階で億単位の資産を転がす人たちと、毎日花を切って束ねている私とでは、「経営」の意味がまるで違います。
でも、どちらが正解かという話でもない。
私には私の花屋というグランドがあって、そこで毎日全力でやるだけです。
今日も麹町で花を売っています。
GORI