竹という植物の底力、工芸・建築・衣類・食まで、日本の宝がここにある【GORI日記】

竹という植物の底力、工芸・建築・衣類・食まで、日本の宝がここにある【GORI日記】

こんにちは、GORIです。

竹って、すごい植物です。

改めてそう思いました。


1本の竹が、こんなに変化する

この記事を読んで、まず驚いたのは竹の「変化のできる幅」でした。

  • 1ミリ以下のひごに割いて、人間国宝が生み出す芸術作品になる
  • 数年〜10年乾燥させて、魚の繊細なあたりを伝える和竿になる
  • 集成材として組み合わせ、くぎも金物も使わない建築構造体になる
  • 繊維に加工して、フワフワのタオルやバスローブになる
  • 処理を工夫して、ラーメンのメンマや健康食品の粉末になる

同じ竹から、ここまで違うものが生まれる。植物として、これほど懐の深い素材はなかなかありません。


「竹が教えてくれる」という言葉

記事の中で、竹工芸の人間国宝・岐部笙芳さんが言った一言が刺さりました。

「いくら自分の腕でなんとかしようと思っても、竹が『ダメだ』と言えば折れたり割れたりする。竹が教えてくれるんです」

花を扱っていても、同じことを感じます。

どんなに美しい束を作ろうとしても、花が「今日は無理だ」と言えば、うまくいかない。植物には意思がある。こちらが合わせていくしかない瞬間が必ずある。

職人も花屋も、植物と向き合う仕事は「自分が主役じゃない」という感覚を持っていると思います。


厄介者が、宝だった

放置竹林の問題があります。手入れされない竹林が全国で広がり、周辺の環境を壊していく。

でも記事に出てきた人たちは、その厄介者の中に可能性を見ていました。

竹繊維のタオルをつくったエシカルバンブーの田沢さん。竹パウダーを開発した浜松の鉄工会社。国産メンマを広げる横浜竹林研究所、誰もが「どうにか使えないか」という発想から動いている。

「新たな竹の価値を見いだすことで、社会課題を解決できれば」

これは竹だけじゃなく、あらゆるビジネスの本質だと思います。誰もが問題だと言うものの中に、次のチャンスがある。


花屋として、竹を見直した

店でも竹は使います。竹の枝、茎、花器、でも正直、「和っぽい素材」くらいの認識でした。

この記事を読んで、竹への見方が変わりました。

軽くて強く、しなやかで、腐りにくく、成長が早い。環境負荷が低く、加工の幅が無限にある。木でも草でもない、唯一無二の植物。

37歳まで竹と無縁だった岐部さんが「あの時に竹と出会わなければ、いまごろ何をしていたんだろう」と言う。一人の人間の人生を変えてしまう植物。それが竹です。

植物は、いつだって人の人生に入り込んでくる。そういうものだと、あらためて感じました。

GORI

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