GORI日記:ネパール「Z世代の乱」から考える世代交代

GORI日記:ネパール「Z世代の乱」から考える世代交代

こんにちは、GORIです。

ネパールで、政府によるSNS規制をきっかけに若者が大規模デモを起こし、政権が崩壊するというニュースがありました。自らを「Z世代抗議者」と呼ぶ若者たちが声をあげ、暫定政権のトップ候補には、女性初の最高裁判所長官やラッパー出身のカトマンズ市長といった新しいタイプのリーダーが支持を集めています。

SNSの禁止が引き金でしたが、背景には長年の汚職や縁故主義への不満があります。彼らにとってSNSはビジネスにも生活にも欠かせないもの。それを奪われた瞬間、積もった不満が一気に爆発したのです。

ネパールだけでなく、バングラデシュやスリランカ、インドネシアでもZ世代を中心に政権が揺れています。まるで「世代交代の波」が東南・南アジアで連鎖しているように感じます。

自然界でも、老木が倒れ若木が伸びていくように、社会にも世代交代の流れがあります。古いものが悪いわけではなく、積み重ねてきたものがあるからこそ新しい芽が育つ。その循環を止めることはできません。

私自身、花や植物に携わる仕事をしているからこそ、自然の循環や世代交代の必然を強く感じます。そして人の社会もまた同じ。新しいリーダーがどんな未来をつくっていくのか、日本に住む私たちにとっても無関係ではないと考えさせられました。

GORI

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