こんにちは、GORIです。
大学が、消えていく時代が来るかもしれません。
300校統廃合という数字
日本維新の会が、2040年に向けた大学改革を政府に提言します。
全国812校のうち、約300校の統廃合を「目安」として提起。
全体の4割弱です。
背景はシンプルです。2040年の18歳人口は現在の109万人から74万人へ急減する見通し。すでに私立大学の半数以上が定員割れの状態です。
財務省も4月に「私大の4割・約250校削減が必要」と訴えました。政府・与党ともに大学の大幅削減に動き始めています。
「文系縮小・理系拡大」という流れ
もうひとつ注目すべきは、学部の方向転換です。
提言では「理工農・デジタル系学部」の定員拡大を求める一方、人文社会系は縮小が必要と明記しています。
2040年には事務職が余剰になるという労働需給予測が根拠です。AI・宇宙・エネルギーなど理系分野の人材を重点的に育てる方向へシフトしていく。
これは10〜20年後の「働き手の質」が変わるということです。
経営者として、何を感じるか
「大学の話は関係ない」と思いがちですが、そうじゃないと思っています。
採用が変わります。地方の大学が消えれば、地域の優秀な若者は都市に出る前提がさらに強まります。地方の中小企業にとって人材採用はさらに難しくなる。
地域経済が変わります。大学は地域の消費・雇用・文化の拠点です。大学がなくなった地域の経済的ダメージは、数字では見えにくいが確実にある。
人材の「質」の変化にも備える必要があります。理系・デジタル系にシフトした人材が増える一方、事務系の人材は減っていく。採用戦略そのものを見直す時期が来ています。
植物屋として思うこと
花や植物の仕事は、感性と技術の世界です。
AIや理系の力で効率化できる部分はどんどん活用したい。でも「美しいを感じる力」「人に喜びを届ける力」は、どれだけ理系人材が増えても、人文・芸術的な感性なしには生まれない。
大学の統廃合は、日本社会の縮図です。効率と豊かさ、どちらを優先するか、その答えは、まだ誰も持っていないと思っています。
GORI