こんにちは、GORIです。
今日は「AI時代における語学力」というテーマについて、私なりの視点で書いてみたいと思います。翻訳アプリや生成AIが進化する中で、「もう語学は不要なのでは?」という声も耳にしますよね。でも実際のビジネスの現場では、まったく逆の動きが起きています。
総合商社各社は、むしろ語学力を“競争力の源泉”として磨き続けているのです。
🌍 フランス語を軸にアフリカ展開を強化する豊田通商
豊田通商はフランス語人材の育成に力を入れています。
その背景には、アフリカ戦略があります。2016年に仏商社CFAOを完全子会社化し、アフリカ本部を設立。現在では54カ国で自動車、ヘルスケア、エネルギーなど幅広い分野を展開しています。
西アフリカではフランス語、東アフリカでは英語が広く使われており、現地で信頼関係を築くためには両言語の運用力が不可欠です。
AI翻訳があっても、「直接その言葉で話す」という行為が持つ力は別格です。これは植物の仕入れで生産者さんと向き合う私自身の経験からも強く感じるところです。
🌏 英語以外を磨く三井物産の伝統
三井物産は1952年から「修業生制度」を続けています。
若手社員を海外へ派遣し、1年の留学と1年の実務研修を行う本格的な制度です。中国語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語など多様な言語に対応し、ヒンディー語やペルシャ語といった特殊言語まで学ぶ社員もいます。
AIで翻訳できる時代でも、「その国の新聞を読める」「冗談が通じる」「文化背景を理解している」というレベルは簡単には代替できません。
商談は言葉の交換ではなく、“信頼の構築”ですからね。
🇨🇳 中国語重視の伊藤忠商事
伊藤忠商事は中国との強い関係を背景に、中国語人材を多数育成しています。中国事業の拡大に伴い、語学力が実務と直結しています。
英語力についてもTOEIC基準を設けるなど、昇進や海外駐在の条件として明確に位置付けています。
🌐 他商社も語学を昇格要件に
三菱商事ではTOEIC730点以上が管理職要件の一つ。
住友商事、丸紅、双日も海外派遣制度を持っています。
つまり、大手総合商社はAI時代でも語学教育を縮小していないどころか、むしろ戦略的に強化しているのです。
AI時代だからこそ「人間力×語学力」
私は植物屋を経営していますが、花の世界でも同じことを感じます。
画像検索で品種は調べられます。
翻訳アプリで海外農園とやり取りもできます。
でも、
「この人と長く付き合いたい」
「この会社と一緒に未来を作りたい」
そう思ってもらえるかどうかは、人の言葉で直接向き合えるかどうかにかかっています。
語学力とは単なるスキルではなく、
相手への敬意そのものなのだと私は思います。
AIは武器になります。
でも信頼は、人がつくるものです。
だからこそ、これからの時代も語学を磨く姿勢は変わらないのでしょう。
私自身も、学び続けたいと思います。
GORI





