「2025年全国洋らん品評会へ参加|厳しい時こそ花が必要と感じた一日」

「2025年全国洋らん品評会へ参加|厳しい時こそ花が必要と感じた一日」

こんにちは、GORIです。

今日は早朝から東京の大田市場へ向かい、「2025年全国洋らん品評会」に参加してきました。
私の大好きな胡蝶蘭がズラッと並ぶ会場は、入った瞬間から空気が違います。ふわっと漂う蘭の香り、育てた方々の熱量、そして作品一つひとつに込められた技術と想い。そのすべてが空間を満たし、本当に胸が熱くなるひとときでした。

今回はありがたいことに、評価をする立場としてお声がけいただき、約160点ほどの作品をじっくり見させて頂きました。
どの作品にも、作り手の方の「これぞ」というこだわりが表れていて、花姿、葉の状態、ボリューム、バランス……どれも見応えがあり、改めて胡蝶蘭の奥深さを感じました。

冒頭の挨拶で耳にした言葉が、今も心に残っています。
「厳しい時こそ、花や緑が必要になる。」

この一言、すごく深く沁みました。
花は贅沢品ではなく、心を整え、人と人をつなぎ、空間に希望や安心をもたらす存在。
私自身、花に救われた経験が何度もあるので、この言葉には強く共感しました。

日々、お店で花をお届けしていて感じることがあります。
景気が良い時も悪い時も、人は気持ちを動かされる瞬間に花を選ぶ。
「特別だから買う」ではなく、「必要だから迎える」。
そんな存在になれるよう、私も植物屋として、これからも誠実に向き合っていきたいと改めて思いました。

今日見させて頂いた160点の胡蝶蘭から、また新しい刺激をもらえました。
しっかり自分の仕事にも活かしていきます。

GORI

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