こんにちは、GORIです。
今朝の新聞で「大谷翔平がテレビから消える日」という記事を目にしました。無数のカメラがひとりのアスリートを取り囲み、やがてその光に押し出されるように舞台から消えていく…。そんな一文に、少しハッとさせられました。
人の注目を一身に集める存在は、まるで満開の花のようです。咲き誇る瞬間には多くの人が目を向け、感動や喜びを与えてくれる。しかし、季節が移ろえば必ず次の花にバトンが渡される。自然の摂理は、スポーツやビジネスの世界にも似ています。
私たち花屋も同じです。胡蝶蘭や季節の花が誰かのもとに届き、輝きを放つのはほんの一瞬。しかし、その一瞬を最大限に美しく届けるために、生産者が丹精込めて育て、私たちが責任をもって手渡している。その裏側には数えきれない努力と想いがあります。
大谷選手のようにスポットライトを浴び続ける人は稀ですが、たとえ舞台の中心に立たなくても、支える人々や環境があってこそ一瞬の輝きが生まれるのだと思います。
花も人も、注目される時間は限られています。だからこそ、その瞬間に全力を注ぐこと。そしてまた新しい芽が育つ土壌を整えていくことが大切なのだと、記事を読んで改めて感じました。
GORI