「人間の五感 ― 聴覚・視覚・味覚・香りが私たちの暮らしに与える影響とは?」

「人間の五感 ― 聴覚・視覚・味覚・香りが私たちの暮らしに与える影響とは?」

こんにちは、GORIです。
今日は、人間が世界を感じ取るために欠かせない「五感」のうち、**聴覚・視覚・味覚・香り(嗅覚)**について、私なりの視点でお話したいと思います。

植物を扱う仕事を長くしていると、花やグリーンがただ“見た目がきれい”なだけではなく、さまざまな感覚を通じて人の心に働きかける存在だと実感します。
そしてそれは、五感それぞれが持つ本来の働きに深く結びついています。


視覚:第一印象を決める感覚

視覚は、五感の中でも最も情報量が多いと言われています。
人はものを見た瞬間に、色や形、空間のバランスから“なんとなく好き”“落ち着く”といった感情を判断しています。

私が花をデザインする時も、色の組み合わせや明るさの違いが持つ心理的な効果を考えながら束ねています。
視覚は「心の入口」みたいなものなんですよね。


香り(嗅覚):感情と記憶に直結する特別な感覚

香りは、五感の中で唯一、脳の感情や記憶をつかさどる部分にダイレクトに届くと言われています。
だからこそ、懐かしい香りを嗅ぐと一瞬で昔の情景が蘇ったりします。

植物の香りも例外ではなく、ラベンダーのリラックス効果やユーカリのすっきり感など、香りが気持ちの切り替えを助けてくれることも多いです。
私自身、忙しい時にユーカリを深呼吸するだけで気持ちが整うことがあります。


聴覚:安心感や集中を支える環境づくり

聴覚は、環境の“空気感”をつくる大事な要素です。
静かな部屋より、少し自然音があるほうが落ち着いたり、逆に音楽が集中力を高めてくれたり。

お店づくりでも、視覚と同じくらい“音”の存在は無視できません。
小さなBGMの違いで、お客様が感じる空気感がガラッと変わることを何度も経験しています。


味覚:人生を彩る感覚

味覚は「食べる楽しさ」だけでなく、人の健康や日々の満足感にも大きく影響します。
甘味・酸味・塩味・苦味・旨味のバランスが整うと、心も体も満たされていくような感覚になりますよね。

味覚そのものは植物の仕事とは直接関係がないように見えますが、実はハーブティーや食用花など、植物も味覚の領域に深く関わっています。
五感は互いに影響しあっているんだなと感じます。


五感は人生の質そのもの

こうして振り返ると、五感はただ“感じる”だけの機能ではなく、
私たちの毎日を豊かにするためのキーそのものだと思っています。

植物の持つ色、香り、質感も、五感と結びつくことで初めてその魅力が最大限に広がります。
だからこそ私は、花や植物を扱いながら、これからも五感を大切にした表現や提案を続けたいと思っています。

それでは、また次の記事で。
GORI

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