こんにちは、GORIです。
「GORI図鑑」、今回は実は私がいま一番愛でている一本。プセウドボンバックス・エリプティクムです。
プセウドボンバックスとは
プセウドボンバックス・エリプティクム(Pseudobombax ellipticum)は、メキシコやグアテマラなど中南米に生息する塊根植物(コーデックス)。株元がぷっくりと膨らみ、水分や養分を溜め込むのが特徴です。名前の“pseudo(偽の)”+“bombax(キワタの仲間)”は、キワタ属に似ていることに由来します。
緑の幹の、正体
この植物の一番の魅力は、なんといっても緑の幹。この緑は、実は葉緑素の色です。原生地では乾季に葉を全部落としてしまうので、葉がない間は幹自体で光合成して生きのびる。幹を“予備の葉っぱ”にしているんですね。若い組織は緑、成熟して強い日差しを浴びると、幹肌が割れてグレーの網目模様に変わっていきます。緑と木肌のコントラストが、育てるほどに美しくなるのです。
強剪定で、太らせる
図鑑的な育て方のポイントをひとつ。ボンバックスは、幹を強く剪定することで、膨らみ(塊根)がさらに増すという面白い性質をもちます。太陽と夏が大好きで、しっかり日に当てて、乾湿のメリハリをつけて育てると、幹がどんどん風格を増していきます。
付き合い方のメモ
- 置き場所:日当たりと、特に風通しのよい場所。春〜秋は屋外もおすすめ。
- 水やり:土がしっかり乾いてからたっぷりと。頻繁には与えず、乾湿のメリハリが大切。
- 最低気温:10℃以上。冬は室内の暖かい場所へ。
GORIの一言
実は以前、この日記でも「ボンバックスにハマっている」と白状しました。どうしたら幹が太り、緑が出るのか、今も部屋で研究中です。面白いのは、「太らせる(強い光)」と「緑を保つ(強すぎない光)」がちょっと相反するところ。このバランスをどう取るかが、育て手の腕の見せ所です。
一本と向き合って「どうしたらこの子がもっといい顔になるか」を考える——その時間ごと楽しめるのが、塊根植物の醍醐味です。
GORI
今回の株
記事で紹介したプセウドボンバックス・エリプティクムを、GORI STORE TOKYOで扱っています。
一点物のため、同じ幹の膨らみ・緑の出方をした株は二つとありません。