こんにちは、GORIです。
「GORI図鑑」、前回のウィリンキーに続いて、今回もビカクシダ。でもこの子は、ちょっと特別な生まれの株です。マウントキッチャクード。
マウントキッチャクードとは
ビカクシダ・マウントキッチャクード(Platycerium mt. kitshakood)は、二つの人気種を掛け合わせて生まれた交配種(ハイブリッド)です。片方の親は、力強い貯水葉をギュッと巻き込むリドレイ。もう片方は、胞子葉が優雅に長く流れるコロナリウム。その両方のいいところを受け継いでいます。
両親の魅力を、一つの株に
リドレイ譲りの厚く波打つ貯水葉がしっかりと板を包み込み、コロナリウム譲りの何本も伸びる胞子葉が美しく展開する。ワイルドさと優雅さが同居した、立体感と迷力のある姿です。交配種ならではの「いいとこ取り」が、この株の面白さです。
成長とともにさらにボリュームが増し、壁面を飾る“生きたアート”として存在感を増していきます。
付き合い方のメモ
- 置き場所:風通しがよく、日の当たる明るい室内。真夏の強い直射日光は葉焼けに注意。
- 水やり:板の苔部分が乾いたらたっぷりと。吸水が弱いときは水に数分浸けて吸わせます。
- 肥料:春〜秋の生育期に固形または薄めの液体肥料を。真夏・真冬は控えます。
- 耐寒温度:5℃以上。冬は室内で管理。
GORIの一言
交配種は、人の手が「この美しさと、あの強さをひとつにしたい」と願って生まれた株。マウントキッチャクードを見ていると、リドレイの頃も、コロナリウムの頃も思い出して、二つの面影が重なって見えます。
どちらの親に似た顔に育つかは、育ててみないとわからない。その楽しみも含めて、ビカクシダの中でも特に奇顕で、魅力的な一株です。
GORI