こんにちは、GORIです。
今日は、経営者として読んで手が止まった記事の話です。
「SaaSの死」は起きていない、という話
AIエージェントが普及すれば、業務ソフト(SaaS)は不要になるという議論が株式市場を覆っています。
でも実際の現場では、SaaSとAIエージェントの「共存」が進んでいます。
ある上場企業は、会計ソフトのマネーフォワードと自社開発のAIエージェントを組み合わせて、ほぼ最小人数でバックオフィス業務を回しています。AIは請求書の受け取り・帳簿記録・決算書作成まで自動でこなし、人間が行うのは「承認」だけ。
それでもSaaSを外せない理由がある、と記事は言います。「正確な会計・法規制の遵守・監査への対応、そこはSaaSが担う」。AIは確率論的で間違いがあるが、会計は決定論的で間違いが許されないからです。
「人の作業」が置き換えられる
もう一つ印象的だったのは、AIが代替するのはSaaSではなく「人間の作業」だという整理です。
JA三井リースは、AI導入で「見積書を読んで入力する作業」を自動化しました。そして入力を担っていた一般職の社員を、よりクリエイティブな業務へシフトさせています。
「なくなった仕事」ではなく「変わった仕事」という視点は、経営者として参考になりました。
うちの花屋でAIをどう使っているか
私もGORIストアのブログ執筆にAIを活用しています(このブログもその一つです)。
ただ、AIが考えるのではありません。元になるのは私の体験・言葉・想い。AIはそれを整理し、読みやすい形に仕上げる手伝いをしている。
植物の仕入れ・お客様との会話・空間づくり——それはAIには代替できません。でも、書く作業・調べる作業・繰り返す作業は、AIが肩代わりしてくれる。
それでいいと思っています。
道具を正しく組み合わせることが、経営だ
SaaSもAIも、「使う目的」が明確でなければただのコストになります。
記事に出てきたSCSKのエンジニアは「AIで生産性が3割上がった」と言いますが、それはAIを使いこなす人間がいるからです。
どんなに優れた道具も、振り方を知らない人が持っても意味がない。
花屋でも同じです。最高の花ばさみを持っていても、使い方を知らなければ花は切れません。
「AIが来たから怖い」ではなく
「AIが来たから道具の使い方を覚え直す」——経営者として、そういう姿勢でいたいと思っています。
SaaSは死なない。人間の「作業」が変わる。そして道具を正しく選んで組み合わせられる人が、これからの経営で差をつける。
花屋として、毎日それを意識しています。
GORI