【GORI日記】100歳の元・花屋の祖母へ、母の日に届けた「フラワーチャージ」

【GORI日記】100歳の元・花屋の祖母へ、母の日に届けた「フラワーチャージ」

こんにちは、GORIです。

先日、母の日に祖母のいる老人ホームへお花を届けに行きました。

祖母は、100歳を超える大先輩。実は元・花屋さんでもあります。
花の世界に生きた人生の大先輩として、私にとっても特別な存在です。

ここ数年、私のことはもう分からなくなってしまっていました。
体は丈夫で、自分で歩くこともできた祖母ですが、今年は寝たきりになり、訪れたときも眠っていました。

しかし、私の声に目を覚まし、目が合うと突然「先生」と声をかけてくれました。
驚きと喜びで胸がいっぱいになりました。

「ばーちゃん、母の日だからお花持ってきたよ」と声をかけると、
自分では起き上がれない中、手を伸ばして花を顔のそばに寄せ、
深く香りを感じながら、優しい笑顔を見せてくれました。


切花は、産地で収穫された瞬間から“余命”が始まっています。
蕾の状態で出荷され、花屋で水揚げを経て、お客様のもとで満開を迎え、そして枯れていく。

そんな限られた時間の中で、花は「その瞬間の美しさ」と「記憶に残る香り」を届けてくれます。

そして、孫の顔も忘れてしまった祖母が、花を認識し、香りを感じ、笑顔になったその瞬間に、
私は改めて「お花の力ってすごい」と思いました。

これはもう、まさに——フラワーチャージ。

お花には、言葉を超えた力があります。

GORI

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