こんにちは、GORIです。
デンマーク発の食品ロス対策アプリ「Too Good To Go(トゥーグッドトゥーゴー)」が、2026年を目処に日本に上陸するそうです。
飲食店やコンビニで売れ残った食品を、
定価の3分の1程度で購入できるという仕組み。
ユーザーはアプリ上で決済し、店舗に受け取りに行くスタイルです。
ヨーロッパではすでにスターバックスやカルフールなどが参加し、
約1億2000万人が利用しているとのこと。
ドーナツ専門店「クリスピー・クリーム・ドーナツ・ジャパン」も参加を検討していると聞き、
日本でもいよいよ“もったいないを価値に変える時代”が本格的に始まると感じました。
食のロスと、花のロス
花の世界にも「ロス」はあります。
仕入れた花の中には、販売期間に合わず出荷できないものもある。
だからこそ、私たちは仕入れ量を調整し、
花の命を最後まで生かす方法を考えています。
花屋として、食品業界の動きを見ると、
「売れ残り=廃棄」ではなく、
「売れ残り=次の価値」として再生する流れが広がっていることに共感します。
Too Good To Goのような取り組みは、
環境にも、経済にも、人の心にも優しい循環を生み出す。
それは、花を通して“Living with Plants(植物と共に生きる)”を伝えたい私たちの想いとも重なります。
ほんの少しの意識で変わる未来
環境省のデータによると、
日本の食品廃棄物は年間231万トン、
経済損失は約4兆円にものぼるそうです。
でも、個人の「ちょっと気づく」「ちょっと選ぶ」という意識で、
確実に未来は変わっていく。
花も食も、命あるもの。
無駄にせず、最後まで大切に扱うことが、
これからの豊かさにつながると思います。
おわりに
花屋として日々植物に向き合う中で、
“もったいない”という気持ちは、いつもどこかにあります。
それは、花を扱う手の中で、
命のリレーを感じているからかもしれません。
「Too Good To Go」や「TABETE」のような仕組みが、
食の世界だけでなく、
暮らし全体の“優しさ”を取り戻すきっかけになればと願います。
GORI