GORI日記:雨の曜日に思うこと

GORI日記:雨の曜日に思うこと

こんにちは、GORIです。

調べてみると、実は「雨が降りやすい曜日」というデータが日本には存在します。
たとえば、九州各地では「水曜日」が雨が多いという結果が出ています。 
また、全国的に見れば「日曜日」や「金曜日」に雨傾向が強い地域もあります。 

私自身、永田町や市場を行き来していて感じるのは、「花を選びに市場へ行く曜日」に“雨の気配”を意識してしまう場面が多いこと。
たとえば、先週も市場に向かう朝、「今日は金曜日だから…」と勝手に思って傘を用意していたら、案の定小雨がぱらついていました。

理由のひとつとして、平日の工場・交通・人の活動が水蒸気やチリを空中に送り出し、「火〜木曜」に積乱雲が発達しやすくて、その先「水曜」に雨が出やすいという研究もあります。 
そして、春・秋の季節では「金曜日」に雨が多くなるというデータも。 

私は、こう考えています。
“植物を育てる心”と“天候を読む心”は似ている。
花の生産者も、気温・湿度・降雨を読みながら、いつ何を植えるか、どの鉢を出荷するか判断しています。
私も毎週市場へ向かう中で、「今日は雨になりやすい曜日だ」と頭の片隅で思いながら動いてしまう。
それは、植物を敬う心が、自然のリズムを敏感に感じているからかもしれません。

例えば、昨日の市場では、朝の空気が少し重く、風も静かでした。
「ん?冷たい湿気を感じるな…」と思ったら、昼前から雲が厚くなり、夕方には小雨。
その出荷先の部屋で胡蝶蘭を整えていたとき、湿気による葉の膨らみや根の反応がわずかに違って見えたのです。
植物たちは、言葉を発しませんが、確かに「今日は雨が来る日ですよ」と合図しているようでした。

活動が続くと、曜日の名前も、生産地の名前も、同じ響きではなくなります。
「金曜日=雨の可能性あり」
「水曜日=湿気を警戒」
そんな意識が、自然と私の中に根付きつつあります。
そして、雨が降る日も、降らない日も、どちらも“植物とともに生きる日”です。
だからこそ、雨が来ても、晴れても、私は市場へ向かい、花を選び続けます。

今日も、植物とともにある一日を大切に。

GORI

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