GORI日記:都市に呼ばれる稲妻と温暖化

GORI日記:都市に呼ばれる稲妻と温暖化

こんにちは、GORIです。

最近の東京や大阪では、雷の発生日数がこの25年で16%も増えたそうです。
温暖化で気温が上がり、大気が不安定になって積乱雲ができやすくなる。さらに都市部特有のヒートアイランド現象が加わり、稲妻を呼び込む条件が整っているのだといいます。

先日も東京で雷鳴が響き渡り、停電や火災、交通の混乱など大きな影響が出ました。雷は自然のエネルギーの象徴ですが、こうして都市に被害をもたらす姿を見ると「自然と人間の共生」の難しさを感じます。

保険金の支払い額もこの10年あまりで6倍に増えたとか。家電や建物の被害だけでなく、奈良や宮崎では学生が落雷で病院に搬送される事故も起きています。自然の力は本当に侮れません。

一方で、研究の現場ではドローンを使って人工的に雷を誘発し、安全な場所で放電させる試みまで始まっています。人間が自然の力をコントロールしようとする姿に、驚きと同時に「果たして本当に自然に勝てるのか」という疑問もわきます。

雷は、植物にとっても重要な窒素固定のきっかけを生む現象でもあります。恵みと脅威は表裏一体。
植物や自然と共に生きる私たちは、そのエネルギーとどう向き合うのかを考え続けなければならないと強く思いました。

GORI

ブログに戻る