こんにちは、GORIです。
アメリカで「空飛ぶクルマ(eVTOL)」の開発が、
いよいよ軍民両用の段階に入ったというニュースを目にした。
トヨタが出資する米ジョビー・アビエーションやアーチャーなど、
大手から新興までが一斉に動き出している。
軍事だけでなく、物資輸送や災害支援など、
“空”の移動が新たな社会インフラになろうとしている。
技術の進化はいつも「想像の外側」からやってくる。
電動化、自動運転、AI、そして今は空の移動革命。
どれも最初は夢物語だったものが、
気づけば「現実の産業」に変わっていく。
そして面白いのは、
こうした新しいテクノロジーを動かしているのが、
必ずしも大企業だけではないということ。
トヨタのような大手が、
あえて“新興企業”に出資して未来の芽を育てている。
これは、植物で言えば「まだ小さな双葉に光を当てている」ようなものだ。
大きく育つかはわからない。
でも、そこに未来が宿っている。
経営という仕事をしていると、
つい「いまある枝葉をどう伸ばすか」を考えてしまう。
しかし、本当に大切なのは、
どの方向に根を張るかだと思う。
“空飛ぶクルマ”という言葉を聞くと、
単に「新技術」ではなく、
「社会の構造が変わるサイン」だと感じる。
移動の概念が変われば、
街のデザインも、物流も、人の働き方も変わる。
つまり、人の暮らし方そのものが変わるということ。
それは、私たちのような地上のビジネス——
花屋のように「人と自然の間にある仕事」にも
必ず影響を与えていく。
私は、植物を扱いながら日々こう思う。
「テクノロジーは進化しても、人の心はどこへ行くのだろう」と。
AIも、ドローンも、空飛ぶクルマも、
“効率”や“速度”を追求するものだ。
けれど、花を贈るという行為には、
いまも変わらない“時間のぬくもり”がある。
だからこそ、
これからの経営者には、
技術の進化を見据えつつ、
人の心を見失わない舵取りが求められている。
空を飛ぶクルマが当たり前になる未来に、
私たちが届ける花は、
どんな意味を持つのだろう。
移動が高速化するほど、
“立ち止まる時間”の価値が高まる気がする。
花や緑を通じて、
「人が人らしくある時間」を提供する。
それが、地上で生きる私たちの使命だと思う。
まとめ
技術革新の波は止まらない。
だが、それをどう生かすかは“人間次第”だ。
空を飛ぶ時代の経営者に求められるのは、
スピードよりも、方向性。
そして、変化を恐れず「種をまき続ける勇気」だと思う。
GORI