GORI日記
こんにちは、GORIです。
国土交通省が、外国人による大規模な土地購入について国籍の届け出を義務化することを決めました。山林なら1万㎡以上、市街化区域では2千㎡以上の取引が対象となり、国籍情報を国が一元的に集約する仕組みを整えるとのこと。水源や森林を守り、不適切な利用や地価の高騰を防ぐ狙いがあります。
花屋という立場から見ると、「土地」とはただの資産ではなく、植物や人の暮らしを支える大切な基盤。特に水源地や森林は、切花や観葉植物の生産現場に直結しています。自然が失われれば、花業界も大きな打撃を受ける。そう考えると、こうしたルール整備は「未来の花のための守り」でもあるのだと思います。
最近は世界中で「土地」「水」「食」といった資源を巡る動きが加速しています。植物の世界もグローバル化していて、輸入品種や海外からの資材が当たり前になっていますが、その一方で「日本の土壌や水でしか育たない価値」も守らなければならない。
土地は動かせないからこそ、国籍や利用目的の透明性はとても大切。私たち花屋も、「見えない裏側」を意識しながら日々の仕事に向き合う必要があると感じました。
GORI