こんにちは、GORIです。
厚生労働省が発表した人口動態統計によると、2025年上半期の出生数は33万9280人。前年同期比3.1%減で、1969年以降で最少を更新しました。
コロナ禍を経て減少ペースはやや鈍化したものの、依然として厳しい少子化の現実が浮き彫りになっています。
一方で待機児童はピーク時の1割以下となり、全国の9割近い自治体で「ゼロ」を達成。
保育所の整備や子育て支援の効果もありますが、根底にはやはり「子どもの数自体が減っている」という事実があります。
少子化とブライダル業界
私たち花屋の現場でも、この数字の意味は軽くありません。
出生数の減少は、結婚する人の数の減少とも密接につながっています。婚姻数も2年ぶりに減少に転じ、23万8561組。結婚する人が減れば、当然ながら結婚式の件数も減っていきます。
10年前と比べても、ブライダル関連の案件は目に見えて減少傾向にあります。華やかに祝う機会が少なくなっている現実を、私たち花屋も肌で感じています。
時代に合わせた花の役割
しかし、花の役割は「結婚式」だけではありません。
小さな記念日、家族のお祝い、日常の癒し。
少子化の時代だからこそ、暮らしに寄り添う花の価値がより重要になっているように思います。
国の政策が「異次元の少子化対策」を掲げても、その効果が現れるには時間がかかります。だからこそ、私たちの仕事は結婚式に依存せず、「人生の節目や日々の暮らしに花を添える」形に広がっていく必要があるのではないでしょうか。
今日のまとめ
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出生数は上半期で過去最少を更新
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婚姻数の減少 → ブライダル案件減少に直結
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花屋に求められるのは「ブライダル依存からのシフト」
少子化の現実をただ嘆くのではなく、時代に合わせて「花でできること」を考えていきたいと思います。
GORI