こんにちは、GORIです。
今日は、安倍元総理の集まりにお花を納品する機会がありました。
その帰り道、なんだか心の中にずっと残っている想いがあります。
「人の価値」や「かっこよさ」って、
生きているときには見えにくくて、
亡くなってから、ようやく気づくものなのかもしれないな、と。
実は先日、久しぶりに先代のお墓に手を合わせました。
何かを語りかけるわけでもないけれど、手を合わせていると、
その人の背中や言葉が、ふと心によみがえってきます。
最近はよく、そういう時間が増えました。
先代や祖先たちのことを考えます。
彼らがいなければ、今の自分や、このお店、
日々出会うお客さまとのご縁も、なかったわけですから。
花屋という仕事は、「生きること」に寄り添いながら、
「死」と向き合うこともある仕事です。
命の区切りを見つめる機会があるからこそ、
「今をどう生きるか」という問いが浮かび上がってくる。
当たり前のように生きて、当たり前のように働いているけれど、
その裏には、きっと大きな努力や葛藤がある。
それでも前に進んできた人たちがいたからこそ、
今の平和な暮らしや、小さな幸せがあるのだと思います。
亡くなった後も、人の想いは残り続ける。
それって、やっぱりすごいことだなと、しみじみ思った一日でした。
GORI