こんにちは、GORIです。
コンビニの棚をタブレットで撮影するだけで、売れ筋が数十秒でわかる。
そんなAIの実証実験が始まりました。
何が起きているのか
富士フイルムビジネスイノベーション子会社の富士フイルムシステムサービスが、JR東日本系コンビニNewDaysの東京都内1店舗で実証実験を開始しました。
仕組みはシンプルです。
タブレットで陳列棚を撮影すると、POSデータと連携して数十秒で各商品の販売状況を3色で表示。売れている・普通・売れていないが、一目でわかる。対象は飲料と菓子類で、9月まで実証します。
何が変わるのか
これまでは経験のある店員がPOSデータを見ながら、各商品の動向を逐一確認していました。
データは出ているのに、読み解くのに時間がかかる。経験がないとそもそも判断できない。
AIがそこを肩代わりする。
経験の浅いスタッフでも、ベテランと同じ判断ができるようになる。
人手不足でスポットワーカーが増えるコンビニ業界では、これは大きな意味を持ちます。
花屋の陳列に、同じ課題がある
読んでいて、他人事に思えませんでした。
花屋の陳列も、経験と勘に頼る部分が大きい。どの花がよく売れるか、何本仕入れると適正か、どう並べると手に取られやすいか——長年の経験がないと判断しにくい。
新しいスタッフに「この花、どう並べる?」と聞いても、すぐには答えが出ない。
AIで「売れている花・売れていない花」が棚を見るだけでわかるようになれば、陳列の最適化も、スタッフ教育も、大きく変わる。
まだ花屋向けのそういうサービスは一般的ではありません。でもコンビニで実証が進めば、いずれ小売業全体に広がる可能性があります。
「経験の見える化」が、次のテーマ
一関市のケースワーカーがAIにベテランの知識を学習させた話を以前書きました。今回のコンビニの事例も、本質は同じです。
ベテランの「目」をAIに置き換える。
人が減り、経験者が不足する時代に、ノウハウをデジタルに残して誰でも使えるようにする——これはあらゆる業種の共通課題です。
経営者として、「うちの経験をどうデジタルに残すか」を考え始める時期に来ていると感じています。
GORI