こんにちは、GORIです。
6月16日、日銀が政策金利を1.0%に引き上げました。31年ぶりの高水準です。
植田総裁が入院中の、異例の決定
今回の決定会合は、植田総裁が感染症の治療で入院中のため欠席という異例の展開でした。残る8人の委員のうち7人が賛成。トップ不在のまま、半年ぶりの利上げが決まりました。
それほど急いで動かなければならない理由があった、ということです。
なぜ今、利上げなのか
背景にあるのは、中東情勢の緊迫化による原油価格の上昇です。
エネルギー価格が上がれば、輸送費・製造コスト・食料品・あらゆるものが連鎖的に値上がりします。すでに花の仕入れ値にも、その波は来ています。
内田副総裁は記者会見で「企業間取引での価格転嫁がやや速いスピードで進んでいる」と述べました。
そうです。それ、肌で感じています。
円は1ドル160円。介入しても戻ってきた
政府・日銀は4月末の大型連休中に大規模な円買い介入を行いましたが、足元の円相場は介入前とほぼ同じ水準に戻っています。
円安が続けば、海外から仕入れる植物や器・資材のコストはじわじわ上がり続ける。花の世界も例外ではありません。
「利上げを続ける」と副総裁は言った
内田副総裁は「利上げを続けて基調的な物価上昇率を2%に着地させる」と明言しました。次の利上げは10月の会合とみる声もあります。
つまり、金利の上昇はまだ途中です。
借入金がある事業者にとって、これは経営の話です。資金繰りの計画、設備投資の判断、テナント更新の交渉、すべてに「金利」が絡んできます。
小さい店ほど、マクロは身近に来る
大企業は金融部門が対応します。でも小さな店では、社長が自分で考えるしかない。
31年前というのは1995年ごろ。私がまだ学生だったころの金利水準です。そんな時代が戻ってきた。
物価が上がり、金利が上がり、円安が続く、それは仕入れ値・ランニングコスト・借入コストのすべてに同時に圧力がかかるということです。
それでも、花を届ける
重い話を書きました。でも結論はシンプルです。
環境がどう変わっても、人は花を贈りたいと思う。誰かを喜ばせたい、悲しみを包みたい、感謝を伝えたい、そういう気持ちは、金利が何%になっても変わらない。
だから私たちは、コストと向き合いながら、それでも花を届ける。
経営者としてニュースを読みながら、そう改めて思いました。
GORI