「胡蝶蘭が動く季節|SNSと選挙と花屋のリアル」

「胡蝶蘭が動く季節|SNSと選挙と花屋のリアル」

こんにちは、GORIです。

我々は千代田区で花屋を営んでいますが、選挙の時期になると、ちょっと街の空気が変わります。というのも、当選祝いとして贈られる“胡蝶蘭”の注文が一気に増えるからです。

2025年の参院選も例外ではありません。

SNS、特にX(旧Twitter)では「外国人規制」に関する投稿が急増し、選挙の論点として強く浮上しています。公示前の1ヶ月で、関連投稿が約4割も増加。政党側もSNS上の世論を意識して政策に反映し、選挙戦略を練っています。

「日本人ファースト」を掲げる参政党の注目度が上がり、それに続く形で維新や国民民主も外国人政策に関する発信を強めました。SNS上の反応をリアルタイムで分析し、柔軟に内容を変える“ブロードリスニング”というAI活用の動きも加速しています。

その一方で、立憲民主党や共産党、社民党などは、多文化共生を軸にした姿勢を貫き、外国人排除の風潮に一線を引いています。

こうして、政策も言葉も変化していく中で、花屋として感じるのは「選挙は社会の鏡」だということ。どんな人が当選し、どんなメッセージを発信するかによって、届ける胡蝶蘭の意味も少しずつ変わっていくのです。

政治の季節は、花の季節でもある——そんな実感を、今年も噛みしめながら、一鉢一鉢、心を込めてお届けしています。

GORI

ブログに戻る