こんにちは、GORIです。
今日は、新聞に出ていた「首都圏の介護危機」について、少し真面目に考えてみました。
2024年10月の総務省のデータによると、東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県では、65歳以上の高齢者がなんと4人に1人。特に75歳以上の“後期高齢者”の増加が著しく、介護の必要性が一気に高まっています。
一方で、その介護を担う人材が圧倒的に足りていないのが現状です。2040年には全国で57万人の介護職員が不足すると予測され、その約4割が首都圏で不足する見込み。東京だけでも7万6000人足りないそうです。
この現実は、花屋である私たちの暮らしやお客様にも少なからず影響してきます。例えば、「お母さんの介護で忙しくて外出できない」という声が、最近特に増えてきました。そうなると、家族の負担は重くなり、働くことをあきらめる人も出てきます。
政府も対策を打ちはじめています。東京都では介護職への給付金支給、千葉県ではベトナムからの人材育成支援、埼玉では介護ロボット導入支援など、各自治体が工夫を凝らしています。
けれど、それでも追いつかない。生産年齢人口が減り続ける中で、働き手が増えない以上、社会全体の生産性向上が必要です。
そして今や、「働きながら介護する」が当たり前の時代になりました。
家族も、地域も、企業も、みんなで支え合わなければいけないフェーズに入っていると感じます。
お花を届ける私たちも、「癒し」や「心の支え」として、介護に関わるすべての方の味方でありたいと思います。
GORI