こんにちは、GORIです。
アメリカで7月、新しいデジタル通貨の法律「GENIUS法」が成立しました。ドルに価値を連動させたステーブルコインの普及を見据えた規制で、発行者に1ドル分のコインごとに同額のドルや米国債を保有することを義務づけています。資産の定期開示やマネーロンダリング対策も必須。これにより、仮想通貨の中でも価値が安定したステーブルコインが、通常の商取引や国境を越えた決済にも広く使える未来が近づいています。
一方で、匿名性の高さから資金洗浄や犯罪に悪用されるリスクもあり、国際的な協調体制が不可欠です。中国は香港で免許制度を整備し、人民元建ての発行も視野に入れるなど「デジタルドル覇権」に対抗。EUもデジタルユーロの準備を急いでいます。
こうした中、日本はすでにステーブルコインの法制化やCBDC(中央銀行デジタル通貨)の開発を進めており、米欧をつなぐ役割を担える位置にいます。金融のデジタル化が加速する今こそ、日本も国際議論を主導していくべき時期に来ています。
お金の形が変わるスピードは、花の旬が過ぎるより早いかもしれません。これからの時代、現金やクレジットだけでなく「デジタルドル」や「デジタル円」でお花を買う日も、意外と近いかもしれませんね。
GORI