こんにちは、GORIです。
先日、新聞記事を見ていて改めて考えさせられました。
近年、ビジネスシーンにおける「祝花」文化が大きく変化しつつあります。損害保険ジャパン(損保ジャパン)は、これまで取引先の開店祝いや周年記念に贈られていた祝花を、NPO団体への寄付に切り替える方針を発表しました。この取り組みは、社会貢献の観点からも注目され、持続可能な社会を目指す企業の新たな姿勢を示しています。
祝花から寄付へ – 背景と目的
これまで、開店祝いや周年記念の際に贈られる祝花は、美しく飾られる一方で、一定期間が過ぎると廃棄されるのが一般的でした。この現実が、環境への負担や廃棄コストの問題として指摘されていました。損保ジャパンは、こうした課題を見直し、祝花をやめることでより社会に貢献できる方法として寄付に転換することを決定したそうです。
新しい取り組み
損保ジャパンは2022年から「祝花の代わりに寄付を行う」という方針を取引先に説明し、理解を得ながら進めてきました。その結果、多くの賛同を得て、現在では災害支援団体「全日本災害ボランティア支援団体ネットワーク」などへ年間数千万円規模の寄付を行い、実際に能登半島地震などの被災地支援にも活用されています。
企業からも「手紙による祝意表明で十分」「環境負荷の軽減につながる」といった好意的な評価が寄せられ、今後この流れがさらに拡大することが予想されます。
お花を届ける私たちの想い
このような流れの中、私たち「お花で気持ちを伝える」立場としては、正直なところ不安を感じる部分もあります。胡蝶蘭の器や針金の改良など、生産者の皆さんとともに解決していかなければならない課題もたくさんあります。
しかし、私はやはり 「お祝いの場には花や植物をお届けすることが最善」 だと強く思っています。
工業製品や手紙だけでは伝えきれない、花が持つ特別な パワーやエネルギー。それこそが胡蝶蘭や観葉植物の素晴らしさであり、人々の心に寄り添う力を持っています。
お花を贈ることで生まれる「感動」「癒し」「温かさ」は、どんなに時代が変わっても必要とされるものです。これからも、環境に配慮しつつ、花や植物を通して気持ちを伝える新しい形を模索していきたいと思います。
これからも、皆さんと一緒に「花のある暮らし」を大切にしていきましょう!
GORI