林社長と過ごす、学び多き夜

林社長と過ごす、学び多き夜

こんにちは、GORIです。

昨日は、いつもお世話になっている林社長とご一緒に食事へ行ってきました。

訪れたのは、明治30年頃から営業を続ける老舗「鳥すきやき ぼたん」
神田の一角に佇む、戦災を免れた昭和初期の歴史的建物で、現在は東京都選定歴史的建造物にも指定されています。
中へ入ると、時間が巻き戻ったかのような空間。
今もなお備長炭と鉄鍋を使って提供される鳥すきやきは、鳥一羽の部位ごとの旨味を最大限に生かした、まさに「本物」の味わいでした。

店内でふと目に入ったのが、「敬天愛人(けいてんあいじん)」の書。
これはあの西郷隆盛の座右の銘としても知られている言葉で、
「天を敬い、人を愛する」という意味があります。

ここでいう「天」とは、真理や神、宇宙、森羅万象、真善美といった、
人智を超えた大きな存在を指します。
それを敬い、その流れに素直に従う心を持つこと。
そして、人に対しては広く深い慈愛を持って接すること。

この言葉が静かに、しかし凛とした存在感で空間を引き締めていました。
まさにこの店の空気そのもの、そして林社長の生き方に通じるものを感じます。

林社長は私より3つ年上ですが、いつお会いしてもニコニコとした笑顔と、圧倒的なエネルギーで迎えてくださいます。
仕事の話から人生観まで、深く響く話をたくさん聞かせていただき、本当に学びの多い時間でした。

やっぱり、覚悟を持って生きている人の姿は、心を打つ。
言葉ひとつひとつに重みがあり、その背中が何よりも雄弁。

ちなみに私はというと…
食事前に転倒し、ズボンが破れ、座敷では不格好な姿に(笑)
42歳にしてなかなかの滑り出しでしたが、林社長との時間で気持ちは完全に復活しました。

林社長の経営ビジョンは、
「おいしい、うれしい、ありがとうの笑顔を、100年続く愛される会社に」
…本当にかっこいいです。

「敬天愛人」の精神を心に刻みながら、私も花の仕事を通して、人と自然をつなぎ、笑顔の輪を広げていきたい。
そんな思いを新たにした夜でした。

GORI

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