こんにちは、GORIです。
日本経済新聞で、小売業界の動きに関する記事を読みました。
主要小売業63社の2025年2月期は、4年ぶりに営業利益が減少。物価高や為替の影響、そして政治リスク——特にトランプ前政権の高関税政策再来への懸念もあり、国内消費の低迷が鮮明です。
そんななか、小売業各社が共通して動き出しているのが「デジタル変革(DX)」。
イオンは規模拡大を利益につなげるために、データ活用と店舗運営の効率化へ。ユニクロは柔軟な生産体制を構築し、為替変動にも強い仕組みを整備。百貨店各社も、インバウンド消費の分析から、固定ファンづくりを急いでいます。
つまり、“これまでのやり方”では、もう通用しないということ。
花屋という小さな小売業の一員としても、これは他人事ではありません。
オンライン販売や在庫の見える化、顧客データの活用など、日々アップデートが求められています。
一方で、最近よく通る銀座は、平日から大にぎわい。
でも、不思議なことに日本人の姿は驚くほど少ないんです。
お店の前に並ぶのも、写真を撮るのも、ほとんどが外国人観光客。
それ自体はありがたいことなのだけど、「日本の消費がここまで弱っているのか」と、改めて実感します。インバウンドに頼りすぎれば、為替や国際情勢の影響をもろに受ける。だからこそ、僕らは今こそ「内需の底上げ」と「外需の分散」を同時に考えなければいけない。
たとえ花一本でも、誰かの暮らしが少しでも豊かになるように。
言葉が通じなくても、文化が違っても、花の美しさは伝わる。
その“伝わる力”を信じて、花屋のあり方ももっとアップデートしていきたいと思います。
GORI