円安はまだ「正常化」途上?アメリカの本音が見え隠れ

円安はまだ「正常化」途上?アメリカの本音が見え隠れ

こんにちは、GORIです。

今日は、為替について少しお話しします。円安の話題が続いていますが、アメリカの財務省が発表した「外国為替政策報告書」から、どうやらまだ円安修正は「不十分」と見ている可能性がある、という話が出てきました。

今年初めには1ドル=157円まで円が下がっていたのが、最近では143円あたりまで戻してきました。でも米国から見ると、それでもまだ「円が弱すぎる」と思っている節があるようです。実際、今回の報告書には、日銀の金融引き締め(=利上げ)を継続すべきという文言がしっかり盛り込まれていて、これは円高につながる動きを促しているようにも読めます。

ポイントは2つ。

1つは、今の円相場はまだ「正常化途上」とされていること。つまりアメリカ的には、もっと円高=ドル安になってもいいという考えが透けて見えます。

もう1つは、そのための手段として、日銀がもっと金利を上げていくべきだ、というメッセージが含まれている点。もちろん「為替に直接言ってるわけじゃない」とは言いつつも、どうしても為替との関係を感じざるを得ません。

一方で、すぐにアメリカが強く円高を求めてくるとは限らないとも言われていて、市場とのバランスを見ながらタイミングを図っているようにも感じます。

この動き、僕としては「いつものアメリカっぽさ」が出てるなあと思いつつも、日本の経済政策にも確実に影響してくる話。植物や花の価格にも間接的に響いてくるところなので、しっかり注視していきたいなと思っています。

マーケットの期待とアメリカの本音がぶつかるこの局面、果たして“ちょうどいい円相場”とはいったいどのあたりなのか。引き続きウォッチしていきます。

GORI

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