こんにちは、GORIです。
「このサボテン、すごくかっこいいですね!」──お店でよく言われる一言です。でも実は、写真のこの子はサボテンじゃないんです。ユーフォルビア ホワイトゴーストという、アフリカ生まれのユーフォルビアの仲間。今日はこの2つがどう違うのか、素人でも絶対わかるように解説します。
ユーフォルビア ホワイトゴーストって何者?
正式名称は Euphorbia lactea 'White Ghost'。
インドや東南アジアを原産とする Euphorbia lactea(ユーフォルビア・ラクテア) の、葉緑素が極端に少ない白化品種です。
全体が白〜クリーム色に近い独特の色合いは、葉緑素(クロロフィル)がほとんどない「白化変異」によるもの。
幽霊のように白く、無機質なほど美しいシルエットから「ホワイトゴースト」という名前がつきました。自生では光合成能力が低く生き残れないため、栽培品として流通する特別な存在です。
ユーフォルビアとサボテン、ルーツが全然違う
つまり、ユーフォルビアはアフリカ・アジア生まれ、サボテンはアメリカ大陸生まれ。まったく別の大陸で、別々に進化しながら、同じようなトゲのある多肉の姿になった──これを 収斂進化(しゅうれんしんか) といいます。自然って本当に面白い。
見分け方は3つだけ覚えればOK
① 白い液が出るかどうか
ユーフォルビアを傷つけると、白い乳液が出ます。これはサボテンには絶対にありません。ただし、この乳液は皮膚に触れると炎症を起こす毒性があるので、素手で触らないよう注意してください。
② 刺座(アレオール)があるかどうか
サボテンには必ず 刺座(アレオール) という、綿毛のような小さな白い突起があります。トゲはこの刺座からまとまって生えてきます。ユーフォルビアにはこれがなく、トゲが茎から直接生えています。これが最大の見分けポイントです。
③ どこで買ったか・産地ラベルを確認
慣れないうちはラベルを確認するのが一番確実。「Euphorbia」と書いてあればユーフォルビアです。
一目でわかる比較表
| 比較ポイント | ユーフォルビア(ホワイトゴースト) | サボテン |
|---|---|---|
| 科名 | トウダイグサ科 | サボテン科 |
| 原産地 | インド・東南アジア(種により異なる) | 南北アメリカ大陸 |
| 樹液 | 白い乳液(毒性あり) | 出ない(透明のみ) |
| 刺座(アレオール) | なし | 必ずあり |
| 色 | 白〜クリーム(葉緑素が極少) | 緑が基本 |
| 花 | 小さく地味 | 大きく鮮やか |
| 水やり頻度 | 月1〜2回 | 月1〜2回(同程度) |
ホワイトゴーストの育て方ポイント
ホワイトゴーストは葉緑素が少ないぶん、直射日光に当てすぎると焼けることがあります。明るい窓辺に置いて、カーテン越しの光を楽しませてあげてください。その白さを活かして、黒い鉢やコンクリート鉢に植えるとインテリアとしても最高にかっこいいです。
まとめ
ユーフォルビア ホワイトゴーストとサボテン──見た目は驚くほど似ていますが、科も原産地も、乳液の有無も、まったく別物です。でもその「似ている理由」に収斂進化というドラマが隠れているのが、植物の面白いところ。
見分け方は ①白い乳液・②刺座(アレオール)・③ラベル確認の3つだけ。次にお店で植物を選ぶときは、ぜひ思い出してみてください。
GORI
