ユーフォルビア ホワイトゴーストとサボテン、何が違うの?見た目そっくりな2つのルーツと見分け方【GORI日記】

ユーフォルビア ホワイトゴーストとサボテン、何が違うの?見た目そっくりな2つのルーツと見分け方【GORI日記】

こんにちは、GORIです。

「このサボテン、すごくかっこいいですね!」──お店でよく言われる一言です。でも実は、写真のこの子はサボテンじゃないんです。ユーフォルビア ホワイトゴーストという、アフリカ生まれのユーフォルビアの仲間。今日はこの2つがどう違うのか、素人でも絶対わかるように解説します。

ユーフォルビア ホワイトゴーストって何者?

正式名称は Euphorbia lactea 'White Ghost'

インドや東南アジアを原産とする Euphorbia lactea(ユーフォルビア・ラクテア) の、葉緑素が極端に少ない白化品種です。

✦ ホワイトゴーストの名前の由来

全体が白〜クリーム色に近い独特の色合いは、葉緑素(クロロフィル)がほとんどない「白化変異」によるもの。

幽霊のように白く、無機質なほど美しいシルエットから「ホワイトゴースト」という名前がつきました。自生では光合成能力が低く生き残れないため、栽培品として流通する特別な存在です。

ユーフォルビアとサボテン、ルーツが全然違う

ユーフォルビアのルーツ
アフリカ・アジア・インド洋島嶼が原産
トウダイグサ科に属する大きなグループ
世界に2,000種以上が存在
多肉化したものから、ポインセチアまで同じ仲間
サボテンのルーツ
南北アメリカ大陸が原産(ほぼ全種)
サボテン科という独立した科
約1,800〜2,000種が存在
コロンブス以前は旧世界に存在しなかった

つまり、ユーフォルビアはアフリカ・アジア生まれ、サボテンはアメリカ大陸生まれ。まったく別の大陸で、別々に進化しながら、同じようなトゲのある多肉の姿になった──これを 収斂進化(しゅうれんしんか) といいます。自然って本当に面白い。

見分け方は3つだけ覚えればOK

① 白い液が出るかどうか

ユーフォルビアを傷つけると、白い乳液が出ます。これはサボテンには絶対にありません。ただし、この乳液は皮膚に触れると炎症を起こす毒性があるので、素手で触らないよう注意してください。

② 刺座(アレオール)があるかどうか

サボテンには必ず 刺座(アレオール) という、綿毛のような小さな白い突起があります。トゲはこの刺座からまとまって生えてきます。ユーフォルビアにはこれがなく、トゲが茎から直接生えています。これが最大の見分けポイントです。

③ どこで買ったか・産地ラベルを確認

慣れないうちはラベルを確認するのが一番確実。「Euphorbia」と書いてあればユーフォルビアです。

一目でわかる比較表

比較ポイント ユーフォルビア(ホワイトゴースト) サボテン
科名 トウダイグサ科 サボテン科
原産地 インド・東南アジア(種により異なる) 南北アメリカ大陸
樹液 白い乳液(毒性あり) 出ない(透明のみ)
刺座(アレオール) なし 必ずあり
白〜クリーム(葉緑素が極少) 緑が基本
小さく地味 大きく鮮やか
水やり頻度 月1〜2回 月1〜2回(同程度)

ホワイトゴーストの育て方ポイント

☀️
明るい間接光
💧
水やり
月1〜2回
🌡️
温度
10℃以上をキープ
⚠️
注意
乳液に触れない
🌿 GORIからひとこと

ホワイトゴーストは葉緑素が少ないぶん、直射日光に当てすぎると焼けることがあります。明るい窓辺に置いて、カーテン越しの光を楽しませてあげてください。その白さを活かして、黒い鉢やコンクリート鉢に植えるとインテリアとしても最高にかっこいいです。

まとめ

ユーフォルビア ホワイトゴーストとサボテン──見た目は驚くほど似ていますが、科も原産地も、乳液の有無も、まったく別物です。でもその「似ている理由」に収斂進化というドラマが隠れているのが、植物の面白いところ。

見分け方は ①白い乳液②刺座(アレオール)③ラベル確認の3つだけ。次にお店で植物を選ぶときは、ぜひ思い出してみてください。

GORI

 

ブログに戻る