こんにちは、GORIです。
私の大好物はずんぐりむっくりな植物ですが、それ以外にも魅力的な植物はたくさんあります。今回ご紹介するのは、幹が太くて独特なシルエットを持つドラセナ・パラオです。
ドラセナ・パラオとドラセナ・ドラコの違い
ドラセナ属にはさまざまな種類がありますが、中でもドラセナ・パラオとドラセナ・ドラコはよく比較されます。どちらも力強い幹を持つ植物ですが、それぞれ特徴が異なります。
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ドラセナ・パラオ
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幹が太く、ずっしりとした存在感がある。
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葉は広めで密集し、トロピカルな雰囲気を演出。
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パラオやミクロネシア地域に自生し、高温多湿の環境を好む。
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ドラセナ・ドラコ(リュウケツジュ)
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幹が分岐し、成長すると独特な樹形を形成。
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樹液が赤く、「龍の血」と呼ばれることも。
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カナリア諸島やアフリカ北西部に分布し、乾燥に強い。
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どちらも個性的で魅力的なドラセナですが、パラオは南国らしい温かみのあるフォルム、ドラコは神秘的で力強い印象が特徴です。
ドラセナ・パラオの面白いエピソード
恋を叶えるドラセナ伝説 パラオでは「ドラセナを持って愛を告白すると、その恋は叶う」という伝説があります。
昔、貧しい漁師がドラセナの葉を贈って想いを伝えたところ、恋が実ったそうです。
それ以来、カップルがドラセナをプレゼントし合う習慣が生まれたとか。
龍が宿る木 パラオの森には、赤い樹液を流すドラセナがあり、「龍の血」として村人たちに大切にされていました。
伝説によると、村を守っていた龍が最後に姿を変えたのがこの木だといわれています。
今でも一部の村では、赤い樹液をお守りとして使うことがあるそうです。
無人島での命の木 ある嵐の日、パラオの漁師たちが無人島に漂着。
水も食料もなく困っていましたが、ジャングルでドラセナを発見。
葉を編んでシェルターを作り、茎の樹液を飲んで生き延びることができました。
以来、「ドラセナは命を救う木」として大切にされています。
ドラセナ・パラオは、ただの観葉植物ではなく、パラオの文化や伝説と深く結びついた魅力的な植物です。
その独特のシルエットと力強い幹を楽しみながら、ロマンチックなエピソードにも思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
GORI