こんにちは、GORIです。
ニュースを見ていたら、中国ではデフレ傾向が強まっており、サイゼリヤやスシローといった日本の外食企業が「低価格戦略」で出店を加速しているそうです。長くデフレを経験してきた日本だからこそ培った「安くても高品質を提供する仕組み」が、中国でも強みになっているという点に、とても考えさせられました。
一方で、私たち花屋の世界でも「デフレの影響」は無関係ではありません。景気が落ち込むと、真っ先に削られるのは「嗜好品」や「贅沢品」とされる花の需要。結婚式やイベントの規模縮小、法人需要の減退など、価格に敏感なシーンが増えていきます。
ただ、ここで大切なのは「安さ」だけに頼らないことだと感じます。外食チェーンが工場や物流を効率化してコストを下げつつ「品質」を保っているように、花業界も「付加価値」をどう生み出すかが生き残りの鍵。単なる価格競争ではなく、花を贈る体験や空間演出の価値を伝えることが必要です。
花は一瞬の贅沢かもしれませんが、暮らしや気持ちを豊かにする「心の栄養」でもあります。デフレの中でこそ、その本質をどう伝えていけるか。ニュースを見ながら、改めて花屋としての使命を考えさせられました。
GORI