こんにちは、GORIです。
今日はちょっとユニークな話題を。
みなさん、「サボテンって食べられる」って知ってましたか?
実は今、愛知県春日井市では「食べるサボテン」がじわじわと注目を集めています。
サボテンといえば観賞用のイメージが強いですが、ここ春日井ではラーメンやスイーツ、小中学校の給食にまで登場しているんです!
■ サボテンはスーパーフードだった!
栄養面でもすごい。
ウチワサボテンはミネラルや食物繊維が豊富で、粘り気のある食感が特徴。
なんと**「生で」食べられる**ほどクセがなく、爽やかな味わい。
春日井市でサボテンを育てる出口夫妻は、700本以上のサボテンを無農薬で育てていて、商品名は「太陽の葉」。
1キロ1800円でオンライン販売もしており、高級レストランでも使われているそうです。
■ 「日本らしいサボテンの食べ方」を目指して
春日井のサボテン農家・出口さんは、南米由来のサボテン食文化を日本でも広めようと、
「ご飯にのせて、かつお節と一緒に」などの家庭向けレシピも公開。
実際、給食ではサボテン入りのコロッケやカレーも登場するなど、子どもたちにも親しみやすくなってきているようです。
■ 気候変動と人口増加への“緑の希望”
驚くべきはその生命力。
砂漠でも生き抜くサボテンは、大雨で根が水没しても耐えるという強さ。農薬不要、低コスト、環境に優しい…と、まさに次世代の農作物。
2017年にはFAO(国連食糧農業機関)が「食料危機を救う作物になり得る」としてサボテンに注目。
すでにメキシコなど世界30カ国以上で、食用・飼料用に栽培が広がっています。
■ 中部大学では“免疫強化”の研究も!
中部大学が2024年に開設した「サボテン・多肉植物研究センター」では、サボテン成分による免疫機能強化も確認されているそう。
マウスの実験では、腸の粘膜を守るムチンというタンパク質が増加し、全身の免疫がアップ。
これは、ただの食材以上の可能性を秘めています。
■ 花屋として思うこと
私たち花屋も、日々植物の魅力に触れていますが、「食べる」という視点はとても新鮮でした。
観賞だけではない、“植物との暮らし”の新しいかたちとして、今後注目していきたいテーマです。
GORI